お知らせ

酸化油と重金属汚染による貧血症状と顎関節症

【症例】

38歳、女性

【現病歴】

20XX-1年10月の健診でHb9.7g/dLと貧血を認め、他院で鉄欠乏性貧血の診断。20XX年9月はHb8.9g/dLとさらに進行していた。鉄剤を服用したが便秘になったため継続できなかった。過多月経、労作時息切れ、動悸、慢性疲労を自覚。慢性的な左顎関節症も認めている。治療目的で同月に当院初診。

【生活歴】

水道水を飲む。クルミが好き。生ものはあまり摂取しない。

【身体所見】

眼瞼結膜に軽度貧血あり。歯科金属なし。

【血液検査結果】

Hb7.8g/dL, MCV73.1, MCHC31.4, TP6.9g/dL, AST17, ALT12, BUN12.1, Cr0.60, TG29, 血清鉄12, UIBC458,

フェリチン5.0

【ゼロ・サーチによる推定所見】

空腸・肝臓・左顎関節に酸化油と重金属による強い炎症あり。

空腸のグルテン共鳴は軽度。

【治療経過】

初診:酸化油と重金属汚染でCJIS(慢性空腸炎症症候群)を起こし、左顎関節症や鉄欠乏性貧血になっていると推定した。食事療法(ココナッツオイル使用・水道水を控えて浄水器を使用する)、漢方薬、整腸剤、解毒剤によるCJISの治療を最優先し、鉄剤投与は保留とした。

第二診:左顎関節痛が軽快し、便通や疲労感も改善傾向。空腸の炎症所見は消失したため、漢方薬は終了し、鉄剤投与を開始した。

第三診:月経痛、過多月経、貧血症状が改善傾向。左顎関節の違和感あるが日常生活に支障が無くなってきた。鉄剤服用後も便通異常なし。

第四~五診:めまいは治癒。胃腸の調子も良い。左顎関節の可動はスムーズになり、慢性疲労も改善した。空腸・左顎関節で炎症所見は消失した。Hb12.1g/dLと貧血は改善傾向。鉄剤継続とした。

【考察】

当初は貧血の治療相談で受診されましたが、左顎関節症も認めており、原因はいずれも共通であったため、同時に治療を行う方針としました。本人は腸の治療で貧血と顎関節症が改善するとは思っていなかったようで、その改善に驚かれていましたが、バイオレゾナンス医学におけるクリーンアップ治療は全身の症状の改善につながることが期待できます。本症例では歯科金属がなかったため、飲料水の重金属汚染対策のみで対応できたことも、症状の改善が早かった要因です。重金属汚染部位に他の汚染(化学物質・電磁波障害・潜在感染)が複合的に関わることで慢性疾患が形成されていきます。

また、空腸の慢性炎症があると鉄剤で副作用(悪玉菌の増加による腸炎の悪化)が出やすいため、何はともあれCJISの治療を最優先することが慢性疾患の予防・治療において重要です。

【備考】

症例報告に関して、本人の同意を得ております。