お知らせ

「発達障害(自閉症スペクトラム)のお子さんをもつ親御さんにやってほしい5つのこと」

2023.11.27 / タニクリ通信

お子さんの発達障害で悩んでいる親御さんから、どうしたらいいのかと相談を受けることがよくあります。
 
「感情のコントロールが難しくカッとなりやすい」
「目が合わない」
「奇声を発したり、大声でいきなり叫びだす」
「じっとしたり、待つことが苦手」
「言葉の発達が遅い」


実はこれらの症状、食事や生活習慣を変えるだけで改善できるケースがよくあります。今回は、日常生活で知っておきたい5つのことをお伝えします。
 

①腸の働きを整えよう!

お子さんに便秘・下痢・腹痛といった症状はありませんか?
実は腸と脳にはつながりがあり、お腹の調子が不安定だと、脳の働きも不安定になります。

これは「リーキーガット症候群(腸漏れ)」とも呼ばれ、発達障害に限らず色々な慢性病を引き起こすので要注意です。

ではどうやって治すかというと、腸に負担となる食べ物を減らすことです。
具体的には「小麦類・乳製品・酸化しやすい調理油・生もの」などが挙げられますが、負担の度合いに個人差があるのが特徴です。

②水道水は必ず浄水器を通して飲もう!

発達障害の子どもの体内には重金属がたまっていることが多く、特にアルミニウムの脳に与える影響(神経毒性)が問題視されています。

色々なルートで体内に入り込むアルミニウムですが、まず注意したいのは水道水です。
というのも浄水場で水が浄化される時には、ポリ塩化アルミニウムなどの薬品が使われているからです。

このアルミニウムの濃度はごく微量。しかし子どもの腎臓の解毒能力は低いため、水道水をそのまま飲むことが、発達障害の症状に影響を与えていると考えられます。

対策としては浄水器を使うことですが、その性能もポイントになります。

③果物は週1~2回程度に減らそう!

健康目的で食べられることの多い果物ですが、場合によっては逆効果をもたらします。

海外の研究によれば、鶏糞や牛糞といった有機肥料をまいた土地で育った果物には、さまざまな重金属が蓄積していることがわかっています。

②でお伝えした理由と同じく、重金属は脳に悪影響を与える可能性があります。もしお子さんが果物を毎日食べている場合、週1~2回に減らしてみましょう

④リビングや寝室のお掃除をまめにしよう!

家の中の掃除が不十分だと、部屋のあちこちにほこり(ハウスダスト)がたまります。

ハウスダストを吸い過ぎると、ダニ(正確にはダニが抱える病原体)やカビが体内に侵入して、それが脳に悪影響を与えます。

特に寝室はハウスダストがたまりやすい場所なので、こまめにお掃除をしましょう。

また治療の一環としてお掃除をする場合には、そのやり方や頻度が医学的に有効であることがポイントです。

⑤寝るときはWiFiやエアコン以外の家電のコンセントを抜こう!

電磁波も、発達障害の原因の1つとして考えられます。
家庭ですぐにできる電磁波対策は、WiFiや家電のコンセントを使わないときにすべて抜くことです。

特に、寝ているときは脳や体を休める時間帯。そのときに電磁波による負担を減らすことができれば、発達障害の症状悪化を防ぐことができます。

また、できればリビングや寝室などお子さんが長く過ごす場所には、WiFi機器を設置しないほうが脳への悪影響を減らせるようです。


発達障害の症状を悪化させないための5つのポイントはいかがだったでしょうか?

私は統合医療の医師として、さまざまな慢性病の患者さんをサポートしてきました。

そして食事や生活習慣の改善に取り組んだ方の体が、徐々に良くなっていく姿を目にしてきました。

発達障害(自閉症スペクトラム)のお子さんを改善~完治に導くアドバイスもできますので、お気軽にお問い合わせください。

谷口ファミリークリニック lit.link(リットリンク)内科・小児科・アレルギー科・血液内科、対症療法だけではなく、統合医療による原因治療を実践しています!、SNS、Youtublit.link