お知らせ

WiFi切ったら頭痛が治った患者さん

2023.06.26 / タニクリ通信

30代の女性

お困りごと
・生理前の頭痛
・以前子供が受診した際、家が原因かもと言われ、引っ越したらみんな体調が良くなったので、もう一度受診したいと思っていた。

ライフスタイルなど
・歯科金属あり。
・生野菜、納豆、キムチを食べている。
・WiFiは常時作動している。

ゼロ・サーチによる診察では、
①電磁波障害 強陽性
②ダニ・ホコリ汚染 強陽性
③視床下部機能は著明に低下
④両側頭部(左>右)に、炎症 陽性、血流障害あり、ヘルペスウイルス陽性、ヘリコバクター・ピロリ陽性、 糞線虫陽性、重金属陽性。
⑤小腸の炎症 弱陽性。
⑥肝臓の炎症陽性、カゼイン陽性、酸化油陽性、プラスチック陽性、重金属陽性。
⑦扁桃体の過剰活動あり(右>左)。
と推定された。

複合汚染による頭痛(頭部の炎症)と推定された。
①生もの摂取の対策
②電磁波障害対策
③ダニ・ホコリ汚染対策
をアドバイスした。
金属汚染対策に関しては、ノンメタル補綴治療を推奨した。

1ヶ月後に再診。
「頭痛は横ばい(天候不良時など)。生ものは控えるようにしている。
洋菓子を食べてしまう。WiFiは主人の理解が得られず、切っていません。」

ゼロ・サーチでは
①電磁波障害 強陽性
②ダニ・ホコリ汚染陰性
③視床下部機能は著明に低下
④頭部の炎症・ピロリ・ヘルペスウイルス陽性。
と推定された(扁桃体や肝臓の所見も前回同様)。

今回も、
①電磁波障害対策
②生もの摂取の対策強化
をアドバイスした。

1ヶ月後に再診。
「WiFiを夜間に切るようにしたら、①眠りが深くなった夜間頻尿が改善した。②頭痛も改善した。こんなに変わるとは驚きです。主人も電磁波の害を信用するようになって、自発的にWiFiを切ってくれてます。間食がどうしてもやめられないが・・・。」

ゼロ・サーチでは、
①電磁波障害 陽性(前回と比較して70%減)
②頭部の血流障害やヘルペスウイルスは半減。
③グルテン・カゼイン・酸化油による腸漏れあり。
と推定された(視床下部機能などは変わらず)。

夜間のWiFiからの高周波対策で、頭痛は消失した。
まだ電磁波障害はあるため、低周波対策(自宅の電場測定)も推奨した。
食事・生活改善アドバイスを引き続き行った。

まとめ
バイオレゾナンス医学では、電磁波障害により暴露部位の血流障害および弱毒ウイルス再活性化をきたすことがわかっています(ゼロ・サーチによる波動的な推定)。
この患者さんでも、同様の病態による頭痛であることが示唆されましたが、そもそも電磁波障害を受けやすい理由として、歯科金属の影響も考えられますので、根本的には歯科金属除去などの歯科医科連携治療も健康増進として推奨されます。
WiFiではないですが、電磁場と頭痛のリスクに関する下記のようなエビデンスも報告されていますので、医学的に無視できる問題ではありません。

携帯電話の電磁波と頭痛のリスク:システマティックレビューとメタアナリシス

目的: 携帯電話の電磁場が頭痛に及ぼす影響については、過去数十年間、研究者を魅了してきた。しかし、これまで矛盾した結果が報告されてきた。

方法: この系統的レビューとメタ分析では、PubMed、Scopus、Web of Scienceを含む主要なデータベースを、適切な検索用語とPRISMAガイドラインを用いて検索し、携帯電話の使用が頭痛に及ぼす影響について適格な研究を検索した。抄録と全文スクリーニングの結果、33件の研究が検索され、オッズ比(OR)で表される効果量が抽出された。研究間の異質性はI2統計とQ検定で評価し、出版バイアスはファネルプロットとEggerの検定とBeggの検定で評価した。

結果: 33 件の適格研究のうち、30 件の適格研究がメタ解析に含まれた。すべての研究を考慮すると、OR = 1.30(95% CI 1.21-1.39)のプール効果サイズが得られたが、研究間の異質性は顕著であった。異質性の原因を探るため、参加者の年齢とEMF曝露期間を考慮したサブグループ分析を行った。参加者の年齢を変数とした場合のオッズ比は、18歳以上と18歳未満でそれぞれ1.33(95%CI 1.14-1.53)、1.29(95%CI 1.20-1.37) となった。EMF曝露時間を考慮した場合、サブグループ解析の結果、EMF曝露時間>100分/週、≦100分/週で、それぞれOR=1.41(95%CI 1.22-1.61)、1.23(95%CI 1.12-1.34)のプール効果サイズが得られています。プールされた効果量は、すべての年齢と曝露期間において、携帯電話の使用が頭痛に及ぼす影響を強調した。

結論: 年齢と曝露時間(主に通話時間)が、研究間の異質性の原因であることが明らかになった。さらに、高齢者では通話時間や携帯電話の使用時間が長くなることで、頭痛のリスクが高まるという結果が得られた。

Int Arch Occup Environ Health. 2022 Sep;95(7):1587-1601

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